ChatGPTとはOpenAI社が開発した生成AIの一種で、ユーザーの質問に対して的確な回答を生成してくれるAIです。
ChatGPTは企業から個人ユーザーまで、多くのユーザーが様々なシーンで利用されていますが、ブログの記事の作成はできるのでしょうか?
実際にChatGPTを利用して記事を作成してみた感想やChatGPTのより便利な使用方法を解説していきます。
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では早速見ていきましょう!
結論:ChatGPTで記事の作成はできるが、おすすめはしない
ChatGPTはプロンプトと呼ばれる指示や命令を入力することで、その指示に対して適切な応答や結果を生成してくれるのですが、内容によっては精度が低く、時には誤った内容を生成することがあります。
私自身も「AIでブログが作成できれば100記事なんてすぐでしょ!」と思い、ブログ開設当初は様々な方法で試してみたのですが、記事の質が悪くて結局自分で文章を作成することにしました。
急がば回れということですね
ただ、AIの技術は日に日に向上しており、今ではブログのライティング専用のAIツールなども登場しているので、決してAIはブログに不向きというわけではありません。適材適所でAIを導入するのがおすすめです。
では実際にChatGPTとは何かをわかりやすく解説したいと思います。
ChatGPTとは?図解でわかりやすく解説!
ChatGPT(チャットジーピーティー)とはアメリカのOpemAI社が開発した、人工知能(AI)チャットボットのことで生成AIの一種です。
生成AIとはプロンプトと呼ばれる命令・指示文を入力することで、そのプロンプトに沿った結果を生成するAIの総称を指します。
例えばChatGPTに「副業についてのブログの記事を書いて」とプロンプト(命令文)を入力すると、以下のような返答(結果を生成)してくれます。
上記のように自分のしたいことや知りたいことを入力すると教えてくれるのがChatGPTの特徴です。
ChatGPTができることは?
ChatGPTは高性能な生成AIですが、なんでもできるというわけではありません。
ChatGPTは無料でも利用できますが、無料と有料だと性能に差があり、無料だとGPT-3.5-turbo、有料だとGPT-4というモデルが利用できます。
無料と有料でも利用できる機能に差があるので、有料と無料でのChatGPTで出来ることの違いなどをまとめましたので、まずはご覧ください。
ChatGPTの無料と有料の違い
項 目 | ChatGPT無料プラン | ChatGPT Plus (有料プラン) |
料金 | 無料 | USD $20/月 (日本円で約3,000円) |
支払い方法 | - | クレジットカードのみ |
使用モデル | GPT-3.5 | GPT-4 |
対応言語 | 日本語 英語 スペイン語 フランス語 ドイツ語 ポルトガル語 イタリア語 オランダ語 ロシア語 中国語 など | 日本語 英語 スペイン語 フランス語 ドイツ語 ポルトガル語 イタリア語 オランダ語 ロシア語 中国語 など |
つながりやすさ | ○ | ◎ |
安全性 | ○ | ◎ |
回答の精度 | ○ | ◎ |
回答速度 | ◎ | ○ |
質問・生成可能なトークン数 | 4,097 トークン~ 16,385トークン | 8,192トークン~ 32,768 トークン |
プラグインの使用 | × | ○ |
トレーニングデータ | 2021年9月まで | 2021年9月まで |
データの取得 | オフライン | インターネット上 ※プラグイン使用時 |
Code interpreterの使用 | × | ○ |
画像生成 | × | ○ |
ファインチューニング | × | ○ |
エンベディング | × | ○ |
音声をテキストに変換 | × | ○ |
センシティブなテキストの検知 | ○ | ◎ |
このように無料版と有料版では利用できる機能や仕様に差があります。
また、無料版は文字ベースでの入力で、生成されるものも文章のみですが、有料版だとプラグインが使用できるので、文章だけではなく画像の生成や動画の生成、チャットボットの生成など多くの機能が拡張でき、利用することができます。
ChatGPTが得意なこと・できることは?
ChatGPTをはじめ、生成AIは数多くありますがAIによって得意・不得意があります。
生成AIは大きく分けて下記のように分類されます。
ChatGPT Plus(有料プラン)では画像生成も可能ですが、基本的にはChatGPTはテキスト生成AIに分類されます。
なのでChatGPTは下記のことが得意とされています。
文章の生成が可能であれば、「ブログの記事の作成も簡単では?」と思うかもしれませんが、実はブログの記事の作成には適していません。
その理由について解説します
ChatGPTでのブログ記事の作成はおすすめしない理由とは
ChatGPTは文章生成を得意としていますが、ブログ記事は専門的な内容が多いため、ChatGPTでの文章生成には不向きです。
まずはChatGPTが苦手なことは以下の通りです。
なので、ブログ記事をChatGPTで作成しようとしても、どうしても古い内容であったり、専門的な内容の記事を書こうと思っても正しい結果が出ない場合がほとんどです。
私自身も100回以上、様々なプロンプトで記事を作成できないか試してみましたが、結果は満足できるものではありませんでした。
厳密にいうと「記事の作成自体はできるが、質の低い記事しかできない」ということですね。
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質の低いコンテンツばかりのブログになると、Googleからのサイトに対する評価も上がらず、もしサイトに訪問者がいたとしても、書かれている内容がありきたりの内容では読者も飽きてしまい、離脱してしまいます。
決してChatGPTを含むAIを使うのは悪くありませんが、すべてをAIに任せるのではなく、一部をAIに任せるのがよいでしょう。
ただ、ChatGPTはブログの記事作成にはおすすめしないと言いましたが、有料のChatGPT Plusを使ったうえで、ブログの記事データを学習させれば、徐々に生成データをより高品質なものにすることは可能です。
ChatGPTが学べるWEBサイト・ツールを紹介
ChatGPTは出来ることが多いのですが、機能が多いが故に何ができるのかわかりづらい方も多いかと思います。
ChatGPTをはじめ、実際に私が利用しているWEBサイトをリンク付きで紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
ChatGPT
ChatGPTは新規登録であれば【Sign up】、すでに登録したことのあるユーザーであれば【Log in】ですぐに利用することができます。
新規登録も30秒程度でできるので、まずは登録して利用してみましょう。
まずは無料で利用して、もっと多くの機能を使ってみたいというのであれば有料のChatGPT Plusへの利用も検討しましょう。
Ainova
Ainovaは株式会社セントラルオフィスが運営している、日本初のデータ分析と生成AIに特化した専門情報メディアとなっています。
マーケティングにおいてデータ分析は必須ですが、Ainovaでは多くの記事で図解を用いて解説しているので、初心者でもわかりやすいです。
また、実際に利用できる売上分析データファイルもダウンロードできたり、こと細かく画像で流れを説明してくれているので、見ながらやれば誰でも簡単にプロ級の分析ができるのでおすすめです。
ChatGPT以外でも様々な生成AIも紹介しているので、タメになるWEBメディアです。
仕事でも使えるノウハウも満載です
Rakurin(ラクリン)
Rakurin(ラクリン)は有料のChatGPTで使われているGPT-4モデルを搭載したライティング特化ツールです。
通常、ChatGPTではブログ用のライティングデータを学習させる必要がありますが、これはすでにブログ用の学習データを学習させているので、簡単に高品質なブログ記事を作成することができます。
記事を書く時間がなかったり、記事のネタがなくなったという方は無料で利用するのもアリです。
利用料金毎に作成できる記事(トークン)が決まっていますが、無料でも毎月1記事、有料プランでは月に10記事~最大100記事程度まで作成できます。
通常ライターに記事の作成を依頼したら1記事当たり5000円前後かかるので、そう思うと有料でも安いぐらいです。
無料でも使えるのが最高です
まとめ
ChatGPTは無料でも使える高性能な文章生成AIですが、ブログ記事を作るのであれば全部AI任せにするのはよくありません。
質の高い高品質なコンテンツにするためにも、生成されたものに自身で手を加えるか、有料のChatGPT Plusに加入して、ブログのライティングに関する学習データを取り込む必要があります。
難しければ専門のメディアサイトを見て勉強したり、専用のライティングツールを使ってみましょう。